これだけ海に行かなかったのはいつぶりだろう、、
はたして身体は思い通りに動くのか、
初めて着るウェットは薄く、水の冷たさも感じさせないので
ブーツはあえて履かず、冷たい水を感じることで足の感覚を
思い出すことに
見上げる空は久しぶりの青天、
大阪ではここ最近、霧がかかったような青い空が広がっていたが、
ここでは真っ青の空が眩しかった
結果、、身体は何とかいう事を聞いてくれ、
南の海と空は春を感じさせてくれた
遠くの河口では護岸工事が進んでいる。政権が変わり、
関連工事に予算がかなり割り当てられたそうだ、
当たり前に思っていた自然が、何かしらの要因で変化を続け
よどんだ空を見上げると、取り返しのつかないことをしたのかと
その時になって気付くのだろうか、
青いものが青いと言えない世界が続くのだろうか
翌日はいつも通りがんちゃんもやってきて、
昼からはよくないだろうと、朝のうちに波と戯れる
昼、たなかの焼肉定食を角さん、がんちゃんとゆっくり食し、
後は来た道を戻り、大阪に帰るだけ
ただ念のためと、河口の波をチェックしにいく
そこには帰るという気持ちを裏切る、風の影響を受けない
ちょうど良いサイズの波が、
角さん一言、 "Go."
がんちゃん帰る気から一転、やる気に
私も乗らない訳にはいかなくなり、
しかし短い板がない、、
ただ奇跡的にがんちゃんが車に積んでいました、
イッキュウさんの板
(イッキュウさん有難う!)
しかしリーシュがない、
リーシュが必要になるとは思っておらず、
ノーリーシュで入る覚悟をしていたが、
さっきまで一人で入っていたローカルサーファーに
スミさんが声をかけ、貸してもらうことに、
(有難うございました、角さんの手元にお返ししました)
河口に入ると決めてからのこの一連の流れ、
ほんの10分もなかったはずなのに、
イッキュウさんのシングルフィン、初めてのポイント、
短い板も久しぶりだが滅多とないこの機会
雨が降り出したのに、異様なほどの静かな海が目の前
がんちゃんは早速沖へ
気が付くとイサムも波に乗っていました
学校が終わると同時にサーフィン
ホームボーイはホームポイントで果敢なアタックを繰り返す
角さんと奥さんはイサム波乗りを、本降りに
なってきた雨の中、河口から見守っていた
様々な事情を乗り越え、父は子を思い、
子は父の意志を感じ自然に向きあい波に乗る
変化といのは悪い方向に向かってばかりではなく、成長という
変化もあるのだなと、感じさせてくれました
さっきまで大阪に帰ろうとしていたところが、
ここでの波乗り、最高の舞台で良い経験となりました
(リーシュと短い板は今度からはちゃんと積んでおきます)
その後、角さん一家とがんちゃんで浜湯にて熱い温泉に浸かり、
味福で飯を喰らう。温かい飯は、ついさっき焼肉定食(ご飯2杯)を
食べたことも忘れさせてくれた
店を出てから大阪に着くまで、今までに経験したことのないぐらいの
雨が降り、昨日までの青天を切り裂く雷鳴が
南紀で春を体感できたものの、大阪に戻るころにはまた冬に戻ったような寒さ
季節は戻ったと思ってしまうが、着実に進んでいる証なんだろうか
何か良いことが起こる前兆か、
全ての悪いものを洗い流す雨となればいいけど
ari